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Rion Doll-凛音の球体関節人形-

凛音の人形制作、日記等

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凛音

Author:凛音
独学で球体関節人形を製作しています。

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■■■お久しぶりです。

随分と放置してしまいました。
体調を崩してしまったのと忙しかったのとで、気がつくと3カ月も更新していませんでした。

ようやく15体目の衣装も完成したので(本当に3ヵ月間何やってたんだ…という感じですが)、とりあえずお披露目。

No.15 八千代椿
No.15025
No.15026
No.15027
No.15028

2013年11月11日完成
80cm
ラドール・プルミエ,胡粉,グラスアイ,人髪,油彩仕上げ
正式に着物を着せた人形をまだ作っていなかったので、着物を着せたいなぁと思いながら作ったのですが、思うような生地が見つからず、結局、洗い張りした長襦袢の古布をもう1度襦袢に仕立てました。この方が似合っているかも、と、今は納得。自分としてはとても好みの顔に仕上がっています。
“八千代椿”は、牡丹の品種名だったと思います。響きが可愛くて印象に残っていて、迷わずこの名前を付けました。


現在、この新作の子も含めて、地元の美術館の町民ギャラリーで“美とのふれあい展-美の七人会”に参加させてもらっています。
No.15029
No.15030
小さなギャラリーで、創作人形は私だけですがそのほか、水彩画、研磨土器、織物など、作家さん達の力作が展示されています。
やかげ郷土美術館
“美の七人会”
~17日(日)9時~16時(“美とのふれあい展”は12月23日まで開催)

お近くにお越しの際はのぞいてやってください。
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■■■メイクと髪貼り終了

メイクと髪貼りが終わりました。
No.15024
メイクは目元も唇も赤系で。少し色がきついかなと思ったのですが、髪を貼って睫毛を付けてみるとイメージ通りになりました。

髪は今回は分け目を付けず、髪の流れを意識するようにして貼ってみました。いつもは頭頂近くの髪は短い毛を取り除いて厚めの“みの”を作って貼ります。今回は短い毛を取り除いた毛束にボンドを塗って直接、少しずつ貼ってみました。この方が細かい所で融通がきくし、意外と綺麗に貼ることが出来たのでいいかもしれないなぁ。
最初は前髪を伸ばしたまま上げようかと考えていたのですが、妹の“絶対切った方がいい”との言葉に切ってしまいました。切って正解だったな、と思います。

もう少ししっかりと油絵の具を乾かして繋ぎます。…早く繋ぎたいなぁ。

■■■下地作りと油彩

胡粉を溶きました。今回、白い肌・透明感のある肌が作りたかったので、色胡粉に使用したのは赤色、カーマイン1色にしてみました。
No.15019
これを5回吹きつけて、乾いたら320番の布やすりと目の細かいスポンジやすりで表面を整えました。
No.15020
少しピンクすぎたかな…?と思ったけれど、この上に油彩で色を重ねるのでこのまま進むことにしました。

油彩は前回と同じ、下にミストグリーンとホワイトを混ぜたのを薄く塗り…
No.15021
写真ではあまりわからないなぁ…所々強弱をつけています。

しっかり乾いた所で次は肌の色を乗せます。こちらも薄めのピンク系。
No.15022
だいぶいい感じです。またしっかり乾かします。


7月27日(土)~8月11日(日)に横濱浪漫館様で開催される“和洋折衷”に参加させていただくことになりました。“月世界”を出品しています。
No.13012


236
237
“和洋折衷”
横濱浪漫館
2013年7月27日(土)~2013年8月11日(日) 火・水・木 休館日
pm1:00~pm6:00

■■■仮組み2回目

2回目の仮組みをしました。
No.15016
長いかなぁ…と気になっていた首を短くしたり、膝下に少し肉付けしたり。手足の細かい部分の修正もしました。バランスもだいぶ良くなったかな?
最初の仮組みの時にちゃんと座らせてなかったので、座らせてみました。
No.15017
ちゃんと座ります。これでとりあえず造形を終えて、次は疵の穴埋め&磨きに入ります。



■■■仮組み

パーツがすべて揃ったので、とりあえず仮組みしました。両足の長さも体のバランスも良かったので、膝関節がしっかり曲がるように大腿の裏を少しだけ窪ませました。
No.15011
次は腰。分割して、作ってあった球を入れました。球の大きさが合わない所は粘土で形を整えながら埋めていきます。
No.15012
乾いたら余分な所を削って形を整えました。
No.15013
これでもう一度仮組み。
No.15014

No.15015
特に問題ないかなぁ。細かい部分をもう少し手直しして、磨きに入ろうと思います。

■■■手と足

悪戦苦闘で足踏み状態でしたが、ようやく格好がついてきました。
No.15008

今回、足はいつもと少し形を変えました。
No.15009
写真だとあまり分からないのですが…座らせた時に綺麗に見えるようにしたいなぁ、と思ったので、少し足先に力が入っている感じで。これだとちょっと不安定なので自立は難しいかなぁ…だったらいっそ、大腿の裏を少し窪ませてしっかり膝が曲がるようにしようかなぁ、とか考えています。
No.15010
う~ん、もう少しなんとかしたい…難しいです。

■■■13&14体目完成 15体目も進んでいます。

13&14体目、完成しました。なかなか衣装が出来なくて苦労したのですが…ようやく。実はまだ、アクセサリーを作ってないので…これが出来たら、ちゃんとした写真も撮ろうと思っています。


No.13 “月世界”-ツキセカイ
No.13011

 2013年4月18日 完成
 約75cm
 ラドール・プルミエ,胡粉,人毛,グラスアイ,油彩仕上げ

 人名をつけようと思ったのですが、なかなかいい名前が思い浮かばず。月光をイメージして、“月世界”にしました。油彩を使い始めて、初めてようやくコツが掴めたというか、納得いく感じに仕上がった子です。髪型はもう少し変えるかも知れません。


No.14 “黒揚羽”
No.14014

 2013年4月18日 完成
 約88cm
 ラドール・プルミエ,胡粉,人毛,グラスアイ,油彩仕上げ

 こちらは作っている時から名前を決めていました。“クロアゲハ”という音が好きで、いつか自分の人形の名前に…と考えていたので。いろんな顔を作ってみようと思い、彼は今までの人形とは少し顔の作りを変えています。この顔はかなり気に入っているのでまた作りたいです。


そして次のお人形。15体目は女の子です。
No.15001
設計図は新しく書かず、“月世界”のを使用しました。
No.15002
視線を少し横に向けています。
No.15003
No.15004
少し大人っぽくしたいので“月世界”より手足を長めにしました。
No.15005
今まで、肘・膝の球を入れる部分は直線的に切り落としていたのですが、今回は少し変えてみます。
No.15006
球を入れて…。
No.15007
現在、ここまで出来ています。サクサク進んで、作り始めて約2週間。普通なら顔を決めるだけで1カ月かかるのに…衣装と並行して作っていたのですが、自分としては驚異的なスピードです。
次は苦手な手足…がんばらなくちゃ!


 

■■■メイク

難しいです。
油絵の具にだいぶ慣れてはきたのですが、まだまだ手探り状態で進めています。こういう時に、誰かからアドバイスをもらえればなぁ…とか考えながら。乾くまではやり直しがきくので助かるのですが…。今回も、何度かメイクをしてみてはやり直し。2日かけてなんとか納得いく感じになりました。
No.14012
後はしっかり乾かします。

そろそろ髪のことも考えないと。
青年は黒い髪にするつもりです。以前、“紫音”に黒い髪を使ったのですが、他の色の髪と比べて硬めだったので扱いづらかったこともあり、今回は他の色の髪を染めて使ってみようと思います。
染色の知識はまるでなし。人髪だからとりあえず市販のヘアカラーで染めてみよう、と思い、残っていた髪を試しに染めてみました。ヘアカラーを自分でしたことがないので少しドキドキしながら挑戦。
No.14013
上は明るい茶色の髪、下はプラチナシルバーの髪を同じカラーで染めています。あまり違いはないですが、プラチナシルバーの方が深い黒色のような気がします。こちらの方が好みかも。

■■■赤みを乗せました

濃いピンクで肌に赤みをさしました。
No.14010
No.14011
ここまで大きな失敗もなく一安心。毎回、胡粉塗りから着色までは緊張します。
しっかり乾燥させて、次はメイクです。その前に髪の色を決めないと…青年は決まっているのですが、少女は何色にしようか迷い中です。

■■■続きです。

続きです。

溶いた胡粉に色胡粉を加えて…。
No.14008
使ったのはこの2色。
No.13008
こんな色になりました。
No.14009
これをもう1度漉して、スプレーガンで5回塗り、ざらつきを320番の布やすりと1000番のスポンジやすりで整えました。
No.13009

次は彩色。今回も油絵の具を使います。下地はグリーン系。以前より少し緩めにペインティングオイルで溶いてみました。スポンジで薄く伸ばしていきます。
No.14010
写真で見るとあまり見えませんが…今回は胡粉の色もしっかり活きるくらいの色のつき方…いい感じです。思い切ってペインティングオイルを増やしたのが良かったのかも。

グリーンがしっかり乾いたら今度は肌の色を入れていきます。グリーンと同じように少し緩めに絵の具を溶きます。
No.13009
色の強弱をつけながらスポンジで塗りました。
No.13010
青白い所も残りつつ、いい色合いのようです。肌の色はこれで終わり。しばらく乾燥させています。

次は赤みをさしてメイクをします。



■■■お久しぶりです

気が付くと4月…随分とブログを放置してしまいました。コメントをくださった皆様、拍手をくださった皆様、ありがとうございました。お返事できず、すみません。

制作は少しずつ続けていたのですが、なかなかブログにまで手が回らず…今は2体の人形の仕上げにかかっています。ブログに載せるつもりで写真は結構撮っていました。せっかくなので載せてしまおう!

手足はこんな感じで作りました。
No.14003

パーツが揃って仮組み。
No.13005
No.14005
少女の方はほとんど直す所もなかったのですが、青年は大腿関節がおかしくて(受け部分が浅く、前に出すぎていた)やり直し、二の腕が短くてやり直し(肩に粘土を盛って肩の球を付け直しました)、腰が細すぎて造形し直し、と直す所満載でした。

これでやすりがけに入ろうかと思っていた所、ふと思い立って少女の腹部に球を入れることにしました…。
No.13006
No.13007
もう1度仮組みしておかしな所もなかったので、240番と320番の曲面用布やすりでやすりがけ。いよいよ胡粉塗りに入ります。



■■■制作を再開しました

大変ご無沙汰していました。
8月に右手を痛めてしまい、制作をほぼ中断していました。ようやく手も完治して、制作再開です。

あまり力が入らなくてもできる細かい所は少しずつやっていたのですが、遅々として進まず。
女の子は体を作り始めました。
No.13004
頭と体のバランスは良さそうです。前に作った子はかなりスリムに作ったので、今度は少し柔らかく女性らしいラインを出してみたいなぁと思っています。

もっと進んでいないのは青年。9月下旬までできていたのが鼻と口だけで全く顔も決まらず。最初は伏せ目がちにしようかと思ったのですが、何となくしっくりこなくて、さらに左右の歪みもひどかったので何度か顔を作り直しました。グラスアイを18mmから16mmにしてみたりとかなりの迷走ぶりでした。青年らしく、凛々しい感じにしたかったのですがどうしても上手くいかず…ふと、グラスアイの大きさがあっていないんじゃないかと思い直し、16㎜から18mmに再び変更。これが良かったのか、なんとか造形も整ってきて、頭を塞いで耳も付けてみました。進み始めると結構いいペースで進みます。
No.14002
凛々しくなったかな?あれ…作っている時には気付かなかったけど、ちょっと笑ってる…?顔はとりあえずこれで置いておいて、次は体を作ります。


■■■ありがとうございました

高松天満屋アートギャラリーでの“球体関節人形【Rion Doll-凛音】”、7月3日に、無事終了しました。
足を運んでくださった皆様、お声をかけてくださり、約2か月もの間、展示・販売してくださったギャラリーの方々、本当にありがとうございました。初めてのことでいろいろと至らないことがあったと思いますが、感謝の気持ちでいっぱいです。

そしてこの子、
235
お嫁入り先が決まったようです。何度もギャラリーに足を運んでくださって決めていただいたそうで、ありがたいやら嬉しいやら淋しいやら…。手元を離れていくのは初めてなので、特別感慨深いです。


さて、制作ですが…
No.13003
女の子は耳が付きました。
青年は…ちょっと目の位置を直そうとして、グラスアイを取り外したら瞼まで取れてしまった…。そこから作り直して、ついでに、グラスアイの大きさと色も変えました。20㎜だとちょっと大きいようなので、18mmに。顔自体もかなり変わってしまって、迷走中。こちらはまだ、すんなりといきそうにはありません。

■■■創作人形公募展2次審査結果

お久しぶりです。
いつも拍手&コメントありがとうございます。

ちょっと前に、“DOLLEXPO2012”の公募展の2次審査の結果が届きました。恐る恐る三つ折りの紙を開いて見てみると…“入選”の文字が!信じられなくて何度か見返しましたが、間違いない!2次審査はダメだろうなぁ…と思っていたのですごくうれしかったです。東京…遠いけど見に行こうかなぁ…作家さんの作品展示やワークショップやマーケットもあるようなのでとても興味があります。
DOLLEXPO2012

さて、制作は、進んでいるようで進んでいないような…今は顔を制作中です。こちらが女の子。
No.13002
こちらが青年。
No.13003
顔の歪みを直すのに苦労しています。だいぶ良くなってきたかな?ずっと1つのものに集中すると目が慣れるせいかおかしな所がわからなくなるので、顔はいったん置いておいてこのあたりで他のパーツの制作に入ろうと思います。

■■■いろいろと。

いつもたくさんの拍手、コメントありがとうございます。
4月中旬から5月初めにかけて何かと忙しくて、それが終わった途端、気が抜けすぎて風邪をひいてしまいました。
ようやく体調も戻って、ブログに復帰。

遅くなったのですが、現在、高松天満屋5階アートギャラリーにて、
“球体関節人形【Rion Doll-凛音】
として、お人形3点(“紫音”“ルカ”“月だけが見つめている”)を展示・販売させていただいています。
235
お近くにおいでの際は、覗いてみてやってください。

風邪でダウンしている間に、“DOLL EXPO 2012”第1次審査の結果が届きました。結果は…合格でした。ちょっとほっとした…。次の2次審査は現物審査。まだまだ、ドキドキが続きます。

さて、ちょっと休養もしたので、次の13体目、14体目に少しずつ取りかかっています。2体くらいまでなら同時進行できそうだなぁということで、今回も2体作っていこうと思います。
No.13001
13体目は約75cmの女の子、14体目は85cmの青年の予定。個別の作品です。早く粘土に触りたいな。

■■■Black & White

服も縫い上がり、完成しました。“DOLLEXPO 2012”の締め切りにもなんとか間に合わせることができたので応募しました。
No.12025
裁縫の苦手な私は衣装作るのに大抵1ヶ月はグダグダとしてしまうのですが、今回は裁縫1週間。…たまには期限があるのもピリッとしていいかもしれません。ただ、結局靴は間に合わなかったので、これからゆっくり作ろうと思います。

No.11 “Snow White”
No.12 “Black Velvet” 
 2012年4月26日 完成
 70cm
 ラドール・プルミエ,胡粉,人毛,グラスアイ,油彩仕上げ

 “白と黒”で双子か対になる人形を、と考えて制作を始めました。色から、“Snow White”はマーガレットの花を、“Black Velvet”は黒いビオラの花をイメージして仕上げました。最後に髪の色や髪型でかなり迷ったのですが、結果的にはイメージに近い子たちが出来上がりました。
 型取りではないので2体同時に同じ大きさのものを作るのは苦労しました。が、2体でイメージを膨らませるのはとても楽しかったので、これからも対のお人形を作ってみたいなぁと思っています。


同じような写真しか撮ってなかったので、靴が出来たらもうちょっと写真を撮ろう。
No.12026

■■■メイク完成

注文していた髪が届きました。今回は“ベビーピンク”という色。思ったよりも色がピンク色で濃かったので色を変えて眉と睫毛を描き足しました。
No.12024
最初はグレー系にしていたのですが、薄いローズグレイにバートンアンバー、ホワイトを混ぜて茶色がかったピンク色にしました。

次は髪貼り。まだ服も靴もできていないし…締め切りに間に合うかな?

■■■着色 3

赤みの絵具も乾いたようなので、メイクに入りました。
赤みが少し薄いかな、と思っていたのですが、これでいくことにしました。
No.12023
今回は少年なのでメイクは薄めに。唇と目の際はローズグレー2色とファンデーションホワイトを混ぜた色で、チークとアイシャドウは薄色のローズグレーとホワイトを混ぜた少しオレンジがかった色で着色しました。少し色味が足りないと思っていた手足の指先、耳の辺りもこの色を乗せました。眉と睫毛も髪の色に合わせて濃いローズグレイとデイビスグレイ、ホワイトを混ぜて描きました。これで乾いたらもう少し濃い色で眉と睫毛を描き足せばメイクは完成です。

先日のアートロード入れ替えで、展示していた5体のうち3体を搬出しました。
234
ちょっと寂しくなってしまいましたが、搬出した3体は他の場所に展示予定です。





■■■着色 2

下のグリーンの絵の具が乾いたので肌の色の着色に入りました。

ファンデーションホワイト、ローズグレー、パーマネントイエローを混ぜてみます。
No.12021
何度か試し塗りしてみてこの色に決めました。塗ってみると少し色が薄い気がしたので、しっかり乾いてもう1度、同じ色を重ね塗りしました。
No.12022
今度はいい感じに青みを帯びた肌になりました。

3日ほど乾かして、次は肌の赤みを入れていきます。
No.11026
色は肌の色と同じ色を使って、少し濃いめに混ぜます。赤みを入れたい所にスポンジでぼかしていきます。
No.11027
写真ではあまり分からないなぁ…ちょっと薄かったかな…?乾いたらもう少し濃いめの色を入れるか決めようと思います。




■■■着色

着色に入りました。

前回のグリーンを使った肌の色がかなり気に入ったので、今回もグリーンでベース塗りをすることにしました。ミストグリーンとファンデーションホワイトで色を作り、ペインティングオイルとテレピンでのばしました。油絵の具はほとんど使ったことがないので、どれくらいオイルを混ぜたらいいかとかが全く分からない。あまり混ぜすぎて乾燥しなくても困るし…と油彩は本当に手探りです。使わなかった球をテストピースに残していたので少しずつ様子を見ながら試してみます。大体これくらいかな、という所で思い切って着色。
No.12020
前回は要領がわからなくて少し厚く色を乗せすぎたかなと思ったので、今回は下地の胡粉の色がかなりわかるくらい、所々強弱を付けながら薄く塗るように気を付けました。時間がなかったので1体だけ塗って終了。写真ではあまり分からないのですが、写真の手前が塗った方です。少し肌の色が白くなった気がします。

■■■下地塗装

日曜日は1日時間が空いたので、塗装に入りました。

まず、前日ボンドと粉胡粉を混ぜて作っておいた液状の胡粉に色を付けます。
No.11022
使ったのは水彩のパーマネントイエローとカーマイン。カーマインは落ち着いた赤みが出せるので好きな色。少量の胡粉にしっかり溶かしてから着色します。
No.11023
今まではこれですぐ塗っていたのですが、いつも筆の毛が胡粉に混じってしまっていたので、今回はもう1度漉し器で漉します。
No.11024
思った以上に筆の毛が抜けていてびっくり。漉し切れなかった胡粉の塊も取れたのでやって良かった。

緊張しつつスプレーガンで吹きつけていきます。
No.11025
1度目を塗り終わって乾いてみると、胡粉の色がかなり黄色が強かった、というかほぼ黄色だったので、もう1度、カーマインだけを混ぜて色を付け直しました。
No.12017
この色で納得して4回塗り、塗装作業は終了。
No.12018
乾くまで待って、表面を布やすりとスポンジやすりで整えてから固く絞ったさらしで拭き取りました。
No.12019
いい感じの色になったかな…?大きな失敗もなく塗装が終わってホッとしました。

後は着色と髪貼り。着色はアクリルか油彩か迷ったのですが、油彩にしようかと思っています。髪の色もまだ決まっていないし、2体同じ色にするか色を変えるかという所でも迷っています。


■■■仮組みと塗装準備

いつも拍手、コメントありがとうございます。

最終確認のため、もう一度仮組みしました。
No.12013
気になっていた肘もちょうどいい感じになりました。自立も問題ないのでこれで区切りを付けよう。もう一度、320番の布やすりで軽く磨いて塗装に入ることにしました。

塗装の準備。
菜箸に包帯を巻きつけて塗装の時に動かないようにします。
No.12014
No.12015
包帯を巻く場所は、受けの塗装の邪魔にならないように関節の受けより少し中に来る辺り。これだと邪魔になるので包帯がもう少し中に入るように巻き直します。
No.12016
2体分だとパーツが多いので、混ざらないように気を付けないと…。塗装はまとまった時間が要るので、少し日にちが空くかも…早く塗装に入りたいなぁ。




■■■修正

No.12009
立った時の姿勢が反り返ってしまいおかしいなぁと思っていたら、大腿球を後ろに付けすぎていました。横の中心を合わせて5mm強、関節を前に出したら姿勢も良くなりました。
No.12010
座りも良くなかったのが解消。気が付いてよかった。

次は肘関節。違和感なし、と思っていたけれど、やっぱり気になって…一回り小さい球を付け直しました。
No.12011
すっきり!

他にもいろいろ細かい所を修正して、乾いたパーツから240番の布やすりで磨き、濡らしたさらしで拭き取りました。
No.12012
No.11019
かなり傷や凹みがあるので軟らかく練った粘土で1つずつ埋めていきます。
No.11020
No.11021
こんな感じ。この作業が終わったら、またやすりがけです。

■■■仮組み

とうとう仮組みまで辿り着きました。
No.12008
今回はここまで長かったなぁ…作り始めたのが去年の9月なのではや6ヶ月。2体だからって1年かけるわけにはいかないのでピッチを上げたいです。
No.12007
ちょっと球が大きかったかな、と気になっていた肩や腕の関節も違和感なし。一応自立もします。が…明らかに2体とも足の長さが左右で違う…どうやら大腿関節の受け部分がどちらも片方浅かったようです。その他にもまだまだ直す所がいっぱいです。

DOLLEXPO2012の告知が出ていました。人形の公募展は少ないし、出してみようかな~と思ってみたり。でも、締め切りが4月30日なのでそれまでに出来上がるかなぁ…人形ができたとしても服が…とか。がんばればギリギリ出来そうな残り日数。とりあえず、作ることに集中です。

■■■手と足

No.12006
手の球を独立球にしようかと思って球も作っていたのですが、結局固定しました。理由は、指の芯にしているワイヤー。少し長かったのか、手側の受けを作ろうと削る度に出てきてしまい、切り取るのも難しい。今回は球を固定することにしました。独立球にする時には手の芯の付け方を考えた方が良さそうです。

No.12005
足もようやく形になってきたので爪を付ける準備。あとは爪を付けて球と受けを作って…仮組みまでもう少しです。

■■■爪が付きました

手の形が整ってきたので、爪を作ることにしました。
爪の形を決めてその部分をデザインナイフで少し削り取ります。
No.11017
ここへ薄く粘土を貼って爪らしく整えていきます。
No.11018
あとは乾燥させてデザインナイフと粘土で形を整えます。指先の感じなども爪が付いた方がおかしな所がよくわかるのでここで直します。まだ形を整えてないのですが、手や足の造形は苦手なのでここまでくるといつもほっとします。

先週、倉敷で開催されていた雛遊展に行ってきました。平日ということもあり落ち着いた雰囲気の中で素敵なお人形さん達を堪能してきました。中にはMIDOW展でご一緒した方達の作品もあり、いい刺激をもらって帰りました。
雛遊展のフリーマーケットで見つけたカニスアウゲンの18mmのグラスアイ。
044
アンバーは以前からすごく欲しかった色だったので迷わず買ってきました。本当は今作っている2体のうちの1体に使いたかった色なのですが、手に入らなくて断念。
今はこれを使ってどんな子を作ろうかと楽しみながら考えています。


■■■進んでいます

ブログは滞っていましたが、制作は少しずつ進んでいます。

No.11015
球も受けも出来上がってきました。
No.12003
並べてみると大腿、肘、肩の球が少し大きい気が…とりあえずこのまま仮組みまで待って、バランスがおかしいようなら少し小さい球に修正するかもしれません。

今は、手の制作中です。今回は手首だけ独立球にしようかと思っています。
No.12004
まだまだ荒いです。もう少し形を整えてから軽くやすりをかけて、爪を付けます。

今回は2体同時制作なので、膝、肘を分割するとパーツが多くてどれがどっちのパーツかわからなくなりそう…間違えないように分けています。
No.11016


■■■大晦日

気付いてみるとあっという間に12月も終わりになっていました。

No.11013
今年の制作はここまで。まだまだパーツが揃ってないなぁ…2体同時に作るのは大変です。

No.11012
ある方に、少し造形などを見てもらっています。ずっと独学だったので、いろいろ指摘していただくと今まで気づかなかったことに気づかされたり、こういう風に作ればいいんだとわかることが多くてとても勉強になります。特に、ずっと悩んでいたのが脚。自立はするのですが何となく格好が悪くて気になっていました。“ぐっと力を入れて立っている状態で作ればいいよ”と教えていただいて、ああ、そうか…と。仮組みが楽しみです。


No.11014
1年間、ブログに足を運んでくださった方、拍手していただいた方、コメントを下さった方、ありがとうございました。来年もがんばって制作していきますのでどうぞよろしくお願いします。

■■■12体目

11体目の顔と体が一段落したので12体目の顔を作っていました。
No.12001
No.12002
どちらも目を開いて作ろうかと思ったのですが、12体目は少し目を閉じて作りました。似た感じに作るのは難しいです。
体と腕、脚もスチロールに粘土を巻き終わりました。次は11体目の腕、脚を作っていきます。

■■■久々に

更新です。
MIDOW展も終わり、無事に人形も帰ってきました。初めての公募展でバタバタとしてしまいましたが、いろいろな作家さんとお話しできたり、普段見られないくらいたくさんの、いろいろなジャンルの素晴らしいお人形を見ることができたりと、参加してよかったなぁと思います。今回、球体関節人形の部門賞は該当なし、ということで、その理由を挙げられた審査員長のお話を、ここのところずっと考えています(詳細はアール・リベのHPに書かれています)。“球体独特の一貫した空気を突き破れ”と。まだまだ自分の中で答えは見つかりませんが、今、自分のできることを頑張ろうと思います。良い刺激を受けて、創作意欲も増進中!です。
No.11008
またこういう機会があれば挑戦したいと思います。

制作も少しずつ進んでいます。
No.11006

No.11007
耳が付きました。とりあえず顔はこれで。実はもう1つ、同じ大きさの12体目を作り始めました。双子、というか、11体目と対にしたいなぁ、と考えています。
No.11010
今はまだ顔だけ、の状態ですが、11体目と並行で作って、仕上げを同時にできれば…と考えています。またスチロールを削らなくちゃ…。
No.11011